島根・鳥取旅行、3日目の続きです。その1はこちら。
1日目と2日目もあります。
前回に引き続きマイナーな場所が多めです。今回は神社が3つ。
須我(すが)神社
須我神社はヤマタノオロチ退治で有名な須佐之男命(すさのおのみこと)という神様と、その妻である櫛名田比売(くしなだひめ)の営んだ新居が起源とされています。
…俗っぽく言うと、化け物を退治した英雄と助けられた娘が結婚して、二人で暮らす新居を建てて、その場所が神社になったという感じでしょうか。
その時に、日本最初の和歌である「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」という歌を詠まれたそうで、「和歌発祥の地」ともされています。
神社から2kmほどのところには夫婦岩という場所もあり、そこは古代の須我神社の社地なのだそうです。
ただ、この夫婦岩まで行くのがなかなか大変で…。駐車場から山道を歩いて行かないといけないのですが、かなりきつかったです…!
距離というより、傾斜の問題なんでしょうか?もう、着いた時には息切れしていました。
私の体力が無いだけかもしれませんが…。
神魂(かもす)神社
神魂神社は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀る神社です。
最古の大社造りとして国宝に指定されています。建築は詳しくないのでよくわかりませんが、「床が高く、木太く、とくに宇豆(うず)柱が壁から著しく張り出していることは大社造りの古式に則っている」のだそうです。
よくわからないので、神社にあった案内文の文章のまんま引用してみました。
…とりあえず、なんかすごいところなんですね!
そんなすごいところですが、もしかしたら神様も建物を自慢に思っていて演出にこだわっていらっしゃるのか、ちょうど光の加減のせいなのか、神秘的な写真が取れました!
神様がたの演出だとしたら、すばらしいサービス精神ですね!それともまさか、神社を造った人がそこまで計算して設計したんでしょうか!?
揖夜(いや)神社
揖夜神社は『風土記』や『日本書紀』にも登場するほどほど古い神社で、伊邪那美命(いざなみのみこと)、大巳貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)をお祀りしています。
伊邪那美命をお祀りしているためか、この日最初に行った黄泉比良坂とも関連があるそうです(伊邪那美命と黄泉比良坂については島根・鳥取旅行3日目その1にまとめています)。
ちなみにこちら、少し離れたところにお稲荷様を祀っているところもあったのですが、ちょうど薄暗くなってきた中でずらっと並ぶ鳥居はちょっと怖かったです…。しかもびくついている時にいきなり夕方の音楽が鳴り始めたので悲鳴あげちゃいました…。
初日の静の岩屋といい、薄暗くなる時間のあまり人のいない伝承の地は雰囲気ありすぎです…。
そんなこんなで島根・鳥取を満喫した今回のシルバーウィークでした!
ちなみに、4日目はまた1日がかりで鳥取→山形を移動したのですが、連休最終日という混雑が予想される日の自由席にも関わらず、ずっと窓際に座ることができました。
出雲大社で10個も買った(9個は他の方へのお土産)お守りのおかげでしょうか?それともたくさん神社に参拝したおかげでしょうか?
とりあえず、ありがたやー!
そんなわけで、ちょっぴりマニアックな島根・鳥取の神話・伝承を巡る旅でした。
今回、何回柏手を打ったでしょうか…。一つの神社でもいくつも神様のお社があったりしましたし…。
ともあれ。すっっごく楽しい旅でした!!片道11時間半は遠いですが、是非また行きたいです!!
次に行くとしたら、今度は飛行機に挑戦してみようかな…。